f.b.l.m  [個別記事表示]

宮城の高校女子サッカー


素人に教えるの続きで「トラップ」

2018-04-15 04:22:47

※今回は、教える視点もあるけど、体得する側の視点でも書いてます。

2つぐらいあるんだけど。。ぐらいってなんだか変だけど、うまく分類ができないのだ。

まず、見た目ですぐわかる話。

ど素人は浮き球をやたらと足を上げて対応したがる。相手が寄せてくるので慌ててしまうのかもしれないけど、おそらく、余裕のあるときでもやってるんだと思う。

サッカーは、足で行うスポーツだって思ってるんだろうけど、間違いじゃないけど、とんでもなく一面的な見方じゃん。ボールを遠くへ飛ばす、ボールに強く勢いを与える、そういった目的では足が効率的だってことだけです。

ちゃんと意識スべきなのは、サッカーは手だけは使えないスポーツだ、ってこと。

手以外は使っていいわけです。

だから、その時々で効率的な部位を使う。部位っていうと肉みたいだが。。

頭でも、肩でも、お腹でも、背中でも、お尻でも、どこでもいいわけ。だし、そういうところをうまく場面場面で使っていくのが正しい。

だから、高いところにあるボールを無理やり足で迎えに行くなんてナンセンスです。ヘディングが苦手っていうのはよくわかるんで、無理に頭でいくのも大変なんだけど、肩だと意外に痛くない。胸トラップも、肩に近いあたりに当てればそう痛くない。

肩は試してみてね。この時、肩をそのままじゃなくて、ちょっと腕を前に出して腕の付け根の筋肉を盛り上げて窪みを作って、その辺りに当てると楽。

一般的には胸トラップって言うので、胸に当てるんだって思いがちだけど、どこでもいいんだよね。だから、肩をお勧めします。ただ、ハンドを取られないように注意しましょう。

次。力を抜く、こと。

考えてみてもらうとわかりますけど、壁にボールを当てます。コンクリートだと、当てたそのままの勢いで跳ね返ってくる。ゴムの壁だったら、鈍い感じでボテボテになって返ってくる。グニャグニャの粘土だったら、当たった瞬間にめり込んで、そのままってなるじゃん。

足で止めるっていう時に、力を入れたままだと止まらないんだよ。

右足のインサイドで止めることを細かく見ていきましょう。

ボールが近づいたら、右足をちょっと浮かして、足を開いてインサイドをボールに向ける。当たる直前に右足の力をふっと抜く。当たった直後に右足を地面に付ける。

これと同時だけど、左足は緊張して棒立ちにしちゃだめ。コンクリートになっちゃうから。左は膝をバネのようにして、上下させる。当たる瞬間にちょっと下げるイメージで。

こうすると、当たる瞬間だけ、ゴムの壁に近いものになり、跳ね返らないようにできる。そして、すぐに右足を下ろすから、1本の足で身体をささえる時間を短縮できて、安定する。

言葉を変えて言うと、この足のトラップで気をつけたいのは、身体をゴム状にすることと、1本足になる時間を短くして不安定な状態を短くするってことね。

ついでに、上半身も緩めたほうが効果が高いし、軸足の左足も地面から離すとさらにきれいに止まります。

上半身を緩めるには、肩をふっと落とすことです。

左足を地面から離すというのは、軽くジャンプするってことです。ここまでくると、バレリーナかってなるけど。

柔よく剛を制すじゃないけど、身体がガッチリして硬ければいいってわけでは全然ないんだな(意味違うか?)。その瞬間、柔らかくする意識を持ってもらえるといいと思います。